せっかくなのでこの機会に人生と自分を見つめ直してみる
こんなに家にずっといられることは今までもこれからもきっと滅多にないので、この機会に人生と自分を見つめなおしてみました。
ちょうど図書館で予約待ちをしていた本がコンビニで受け取れ、そろそろ読まなきゃ~と思っていたころで、自宅待機が始まりました。
『スタンフォード式人生デザイン講座』です。
(左の本)
読んでみるまで知らなかったのですが、ワーク中心の本でした。
(そもそも人気でずーっと予約待ちしていたので、どうして予約しようと思ったのかもう思い出せない)
これが思った以上にやってみてよかったのと、このくらい時間がある時でないとこのワークはできなかったなと思いました。
そして自分の人生や、自分自身について考える機会に今はぴったりだと感じたので、どんなことを感じたのか紹介します。
『スタンフォード式人生デザイン講座』で人生と自分を見つめる
スタンフォード大学の1番人気の講座を本にしたものです。
人生が行き詰ったと感じている人、十分幸せだけれどもっと人生を豊かにしたい人、老若男女すべてに使える考え方だと思いました。
内容について詳しくは書きませんが、自分について棚卸しして、この先の人生を考えることでどんなメリットがあったかを書いていきます。
自分に足りないもの
まず最初に仕事、遊び、愛、健康について、それぞれ100%としたら自分が今何%ずつ満たされているのか考える、というワークがありました。
愛があるのがアメリカの本っぽいですね。
バランスは人それぞれなので全部が高い数値でなくてもよいとのことでしたが、私は「遊び」だけ極端に低いことに気づいてびっくりしました。
「遊び」とは、この本では特に誰に見られていなくてもずっと熱中できる、特に達成目標もないもの。
子どもの泥遊びのようなものを指しているのですが、これが自分にとって何なのかがまずわかりませんでした^^;
人生の中に「遊び」がかなり足りていないということに気づいて、自分にとって何が遊びなのか考えてみようと思いました。
自分の価値観がわかる
そして、「なぜ仕事をする?」「あなたにとって仕事は何のためにある?」「良い仕事や価値のある仕事は?」というような仕事観と、
「人生の目的や意味は?」「善や悪とは何か?」「あなたと他者との関係は?」といった人生観を書き出し、
仕事観と人生観がどう補い合っているか、どう食い違っているかを書き出すワークがありました。
私は顔の見えない人よりも顔の見える人を喜ばせられることを好むことや、意外と仕事で目立つことは欲していないのだということがわかりました。
仕事観や人生観って一言で言われて考えるのは難しいですが、いくつかの質問を通して考えられるし、その双方の一致と不一致を見ることで、自分がどういう価値観を持つ人間なのか気づけたのがとてもよかったです。
自分が何が好きかがわかる
「自分の好きなことを見つける」って、簡単そうで実はパっと思いつくものではないのではないかと思います。
この本のやり方そのままではなくちょっとアレンジしたのですが、今までの自分のぜんぶの人生で印象に残っていること、楽しかったことを書き出すワークもしました。
そして、その経験のどの部分が楽しかったのか、一番熱中した、エネルギーが沸いた、フローに入った経験はそれぞれどれかを考えます。
私は“なんとなくキラキラしたもの”をつくること、アイディアを出すことが好きで、苦手だと思っていた大人数の前で話すことも、事前に練習ができれば達成感を強く感じるということに気づきました。
「今自分が何を好きかな?」って考えるよりも、過去の自分の体験を棚卸ししてテンションが上がったものを抜き出していく方が、より確実に好きなことが見つかるということがわかりました。
何通りかの人生を想像できて楽しい
この本がとてもよいと思ったのは、若い人も定年後の人も、その時点から先の人生をどう豊かにできるかの選択肢をたくさん考えられるところです。
今後5年の人生のプランについて、
①今の仕事を続けた場合の人生
②今の仕事自体が消失してしまったらどうしたいかの人生
③実現可能性を無視した楽しそうな突拍子もない人生
の3つを描くというワークがありました。
3つの人生を描く、というだけで、自分が今目の前のことにばかり気を取られがちだけれど、選択肢はたくさんあるのだと視野が広がります。
また、意外と今の人生でうまく行くのが一番幸せだなとか(プラン①)、会社を辞めてもこんなことにチャレンジしたくてワクワクするな(プラン②)、あ、これを成し遂げたからと言って思ったよりワクワクしなさそう(プラン③)など、
私の場合は隣の芝が青く見えがちなことにも気づきました。
最終的にどのプランを選ぶかはこの先の自分次第ですが、選択肢がたくさんあるとわかって、それを想像できるだけで楽しかったです。
今、何をすべきかが地に足がついてわかる
様々なワークの後、今どんな人に、どんな質問をすればより人生を豊かにするためのヒントが得られるか、選択肢が広がるかを考えます。
出会って質問をするのが難しそうな人もいますが、意外と今ある交流関係をたどっていけば聞けることが多くかったです。
今後の人生のために今、具体的にどう行動したらよいかが地に足がついた策としてわかるので、非常に有意義なワークでした。
時間がある今だからこそできることを考える
この本の予約順番が毎日仕事をしている最中に回ってきたとしたら、「なんだ、ワークばっかりの本じゃん」「やってる暇ないからすぐ返そ~」とロクに読まずに返してしまったと思います。
だって、ワークにA4で12ページ分も使いましたもん。
転職した直後にたまたま時間ができた今だからこそ、改めて人生について考えられたのはよかったです。
むしろ、今しかできなかったと思います。
本でなくてもどんな方法でもよいので、この機会にできる、この機会にしかできない、「じっくり自分を見つめ直す」ことをしてみるのはいかがでしょうか?
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やりたい、やらねばと思っていても、自分が「今この状況でもできないこと」って、きっとこの先もずっとできないことなんだろうなと思います。
今ほど時間を自由に使えることもそうないと思うので、やっておきたいこと、やってみたいことをできる時間にしたいです。
(もちろん、高尚なことばかりではなく「普段できないごろごろ生活」も含みます。笑)
ブログについても、この時期はできる限り頻度高く更新できるようがんばってみようと思っています。
暇つぶしに、たまに覗きに来ていただけると嬉しいです。